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Kudanが機械知能に特化したマシーン・マップ・プラットフォームの提供を開始

08.07.2019

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Kudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大野 智弘、以下Kudan)は、自動運転車やドローン、AGV(無人搬送車)など、最小誤差数mm以内という精密な自動ナビゲーションを実現するマシーン・マップ・プラットフォームの提供を開始しましたのでお知らせいたします。

マシーン・マップ・プラットフォームは、その名の通り、人間ではなく機械知能の処理に最適化されたマシーン・マップの生成と利活用を可能とするプラットフォームです。人間が分かる言語や色彩、形状を中心とする地図様式ではなく、データ形式を機械知能に最適化することで、解決が困難であった様々な問題を克服しています。Kudanのマシーン・マップ・プラットフォームは、これら機械知能向けの地図の生成と再利用を可能とする様々な機能を提供するものです。

このプラットフォームによって、自律的に制御される様々なスマートマシーン(自動運転車、ドローン、AGVから家庭用ロボットまで)から柔軟にマップデータを生成、それらのデータをクラウド側に統合し、これまでの地図データとマージしながら、刻一刻と変化する状況を統合されたデータ上に更新していくことが可能となります。プラットフォームは多岐にわたる機能が実装されており、エッジ側ではカメラはもちろんのこと、LiDARのみでのマップ生成、そして各種センサーとの統合までを可能とし、これまでにない高精度・低負荷の双方を実現しながら、取得したデータからマシーン・マップを生成しています。これには、絶えず更新する機能や複数のマシーン・マップの統合機能、マップの中での自己位置を特定する機能、HDマップ(高精度三次元地図)や衛星地図との統合機能、5Gネットワークを利用したエッジ処理・クラウド処理分散統合機能など、スマートマシーンが自律的に活動するための高度な機能が含まれています。

Kudanのマシーン・マップ・プラットフォームを活用することにより、膨大な台数が稼働するスマートマシーンそれぞれに、低価格でマップ生成や自動ナビゲーションの機能をもたせることや、すでにカメラやLiDARなどのセンサーが搭載されているスマートマシーンに利活用可能なダイナミックマップやナビゲーション機能を付与することで価値向上を図ることも可能となります。

当社は今後も、人工知覚(AP)領域における技術イノベーションを起こし、幅広い産業にインパクトを与えてまいります。

【Kudan株式会社について】
Kudan(東証上場コード: 4425)は、機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(Artificial Perception)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。 現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって、幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しており、独自の人工知覚(AP)技術に加えて、人工知能(AI)や IoT(Internet of Things)との技術融合に向けたMachine Perception(機械知覚)、Deep Perception(深層知覚)やNeural Perception Network(知覚ニューラルネットワーク)に関する研究開発を行っています。

詳細な情報は、https://www.kudan.io/?lang=jaより入手可能です。

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