Kudan Vision、トリプルアイズへの出資を実行
06.30.2021
Kudan株式会社(以下Kudan)のグループ会社でコーポレートベンチャーキャピタルであるKudan Vision株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飯塚 健、以下Kudan Vision)は、ディープラーニングによる画像認識技術のリーディングカンパニーである株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:山田 雄一郎、以下トリプルアイズ)へ出資を実行しましたことをお知らせいたします。Kudan Vision設立後初の投資案件となります。
【出資の経緯・目的】
トリプルアイズは、「テクノロジーに想像力を載せる」という経営理念のもと、独自開発のAIエンジンによる画像認識プラットフォーム・AIZE(アイズ)をはじめ、AI、IoT、ブロックチェーンなどの先端技術を活用した幅広いサービスを開発・提供しています。以前より取り組んできた囲碁AIにおいても、米中の企業と競合して積極的な研究開発を進めるなど、グローバルレベルで最先端となる国産AI技術を誇る数少ない研究開発ベンチャー企業です。
Kudan Visionは出資を通じて、トリプルアイズの研究開発力のさらなる強化と事業展開の拡大をサポートしてまいります。また、トリプルアイズ独自の画像認識AI技術が、新型コロナウイルスの甚大な影響で顕著となった日本のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の急速な普及と発展に貢献し、産業界の成長の下支えとなることを期待しています。
トリプルアイズのAI技術とKudanが提供する自己位置推定技術であるVisual SLAMとのインテグレーションによって、一般にオブジェクト認識をする技術領域であるAI(画像に対する機械学習)と周辺環境のセンシングによって自己位置推定をする技術領域であるSLAMのそれぞれの技術的限界を解消します。これにより、カメラ等のセンサを用いた周辺環境のセンシングをもって、周辺環境に対するオブジェクト認識と自己位置推定を同時に行うことも可能となります。これは、オブジェクトを認識すること、自己の位置を認識することという異なる技術領域を同一のセンサで同時に実現することを意味しており、周辺環境の状態を把握、記録、解析を可能とすることが期待されます。
■株式会社トリプルアイズについて
設立: | 2008年9月 |
本社: | 東京都千代田区 |
代表者: | 代表取締役 山田 雄一郎 |
資本金: | 7億8,080万円(資本準備金含む) |
事業内容: | 画像認識プラットフォーム「AIZE」の開発・提供、ITコンサルティング、 システムインテグレーション、クラウドサービス、アクワイアリング |
URL: | https://www.3-ize.jp/ |
■Kudan Vision株式会社について
設立: | 2021年1月 |
本社: | 東京都渋谷区渋谷二丁目10番15号 |
代表者: | 代表取締役 飯塚 健 |
事業内容: | 投資事業 |