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KudanとADLINK、自律走行型ロボット(AMR)試作機を開発〜新たなパートナーとして共同でAMR市場での拡大を目指す〜

08.03.2021

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Kudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:項 大雨、以下 Kudan)は、エッジ・コンピューティングのグローバルリーダーであるADLINK Technology Inc.(以下ADLINK)とパートナーシップを結び、自律走行型ロボット(以下AMR)への適用をターゲットとした活動を開始しましたことをお知らせいたします。両社はKudan Visual SLAM (以下KdVisual) ソフトウェアとADLINKのROSCube製品を用いることにより、2D-Lidarを用いたSLAMよりも高精度な位置推定性能をもつAMR試作機を開発いたしました。KudanのSLAMソフトウェアとADLINKのハードウェアとの補完的な組み合わせにより、AMR市場で必要とされる十分なパフォーマンスを発揮し、より信頼性の高いソリューションを提供できるようになります。

ADLINK ROScubeシリーズは、世界で初めてROS2に対応したロボットコントローラで、ミドルレンジからハイエンドまでのロボットのアプリケーションに対して、強力で拡張性に富んだソリューションを提供しています。また、様々なセンサやアクチュエーターをサポートする突出したリアルタイムでの入出力(I/O)の接続が可能で、リアルタイムに動作するロボットのアプリケーションへのニーズに応えることができます。

AMRへの需要が高まるにつれ、比較的風景や環境変化の少ない工場だけでなく、より多様な環境において堅牢で正確な自己位置推定技術の必要性が高まっています。変化が激しくダイナミックな環境では、ロボットが自分の正確な位置と周囲の状況を把握するために、継続的な3次元情報が必要不可欠です。3D-Lidarの価格が下がってきているとはいえ、ステレオカメラや深度センサ付きカメラは大半の3D-Lidarよりも手頃な価格であるため、ロボットにおける3Dの知覚センサとして、特に低~中価格帯のAMRでは、ステレオカメラや深度センサ付きカメラが主要なセンサとなります。しかし、カメラ、処理ボード、Visual SLAMソフトウェアの組み合わせにおいて、変化の激しい環境下でも簡単に統合可能で、なおかつ確実に動作するものは非常に少ないのが現状です。

Kudanのエンジニアは、ADLINK ROSCube PICO TGLにIntel RealSense D455のカメラを搭載し、ロボット車両ベースのROS上でKudan Visual SLAMを実行しながら、AMRの試作機を構築しました。このシステムでは、KdVisualが提供する自己位置推定技術に加えて、ROS2のナビゲーションスタックを利用し、さらに自律的な障害物の回避機能をサポートしています。

今回の取り組みについての主なハイライトは以下のとおりです。
1)統合の容易さ:ROSベースのシステムにおける、KdVisualとROSCubeの考え抜かれた設計により、ゼロからの作業でも1人の専任エンジニアで2週間以内に統合作業が完了。
2)大幅な精度向上:ベンチマークである従来の2D-Lidar SLAMのシステムでは約11cmの誤差が発生していたが、KudanとADLINKの試作機は同一環境下で約8cmの誤差に抑えることに成功。​​
3)より高い再現性の実現:地図上の特定の位置を設定すると、その位置に1cm未満の精度で繰り返し戻ることが可能。

ADLINKのROSCubeのプロダクトマネージャー Eddie Liu氏のコメント:
「オープンソースのVisual SLAMは数多く存在しているように見られがちですが、実際は、特にROS2プラットフォーム上においては、商用利用が可能で信頼性の高いVisual SLAMソフトウェアは非常に限られています。私は、KudanのSLAMの精度と堅牢性にとても驚きました。ROSCubeとKudan Visual SLAMの組み合わせは、製品の競争力と信頼性、そして市場投入までの時間短縮の両方の観点において、我々のAMRのOEM顧客に大きな価値をもたらすものだと強く信じています。」

KudanとADLINKは、継続的なコラボレーションの取り組みとして、共同ソリューションを市場で販売していくとともに、AMR業界における両社の技術の適用拡大に向けて引き続き協力してまいります。

【ADLINK Technology Inc.について】
ADLINK Technology Inc. (TAIEX:6166) は、人工知能で動く世界の触媒となるエッジコンピューティングをリードしています。ADLINKは、集中治療室の医療用PCへの電力供給から世界初の高速自律型レースカーの製造まで、組込み、分散、インテリジェントコンピューティング用のエッジハードウェアを製造し、またエッジソフトウェアを開発しており、ミッションクリティカルな成功のために、世界中の1600以上の顧客から信頼を得ています。ADLINKは、インテル、NVIDIA、AWS、SASとトップレベルのエッジパートナーシップを結んでおり、また、インテルのBoard of Advisors、ROS 2 Technical Steering Committee、Autoware Foundation Boardにも参加しています。ADLINKは、24以上のコンソーシアムにわたるオープンソース、ロボット、自律走行、IoT、および5G標準化活動に貢献し、製造、電気通信、ヘルスケア、エネルギー、防衛、輸送、およびインフォテインメントの分野で革新を推進しています。ADLINKは25年以上にわたり、1800人以上のADLINK社員と200以上のパートナーと共に、今日と明日のテクノロジーを実現し、世界中のテクノロジーと社会を進歩させています。ぜひLinkedIn、Twitter、FacebookでADLINK Technologyをフォローしていただき、adlinktech.com/jp/にもアクセスしてください。

【Kudan株式会社について】
Kudan(東証上場コード: 4425)は機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。 現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/?lang=ja)をご参照ください。

■会社概要
会 社 名:Kudan株式会社
証券コード:4425
代 表 者:代表取締役CEO 項 大雨

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