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ArtisenseがHERE Technologies・NNGと共同で、 メタバース実現に向けた自動車向けARナビゲーションに関する ホワイトペーパーを発表

11.19.2021

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人工知覚(AP)の研究開発企業であるKudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:項 大雨、以下Kudan)は、グループ会社であるArtisense GmbH(以下Artisense)が「高精度マップと車両位置情報に基づくARを用いた運転ガイダンス」というホワイトペーパーを発表したことをお知らせいたします。この中で、SLAM技術と高精度マップ(High Definition Map: HD map)を用いながら、いかにしてARナビゲーションを実現しているかを紹介しています。これは一例であり、KudanとArtisenseが付加価値を生み出せるADAS(先進運転支援システム)や安全性に関する適用事例は、車線維持支援・速度調整支援機能など他にも多く存在しています。

<デモ動画>ARナビゲーションを用いた運転ガイダンスの例
Augmented Reality Lane-Level Guidance.

本ホワイトペーパーは、HDマップ世界大手のHERE Technologiesと欧州自動車Tier1サプライヤであるNNGとの共著となっています。「VIO (Visual Inertial Odometry)を用いたHDマップ上での位置把握( “HD positioning based on visual inertial odometry”)」という章で、ArtisenseのSLAM技術がこの適用事例においてどのように活用されているかが記されています。

このARナビゲーションは、数多くの自動車OEMが価値を見出している領域です。例えば、メルセデスは既に2020年にこの機能を搭載したモデルを発表しており、キャデラックやヒュンダイにおいてもこの機能を今後のモデルに搭載することを計画しています※。
(※出典:WIRED “With In-Car AR, Drivers Get a New View of the Road Ahead”

また、ARナビゲーションは、仮想のデジタルマップと現実世界のデータを密に連携させて、これまでにないユーザー体験をもたらす適用事例の一つです。これこそが、メタバースの実現によって目指すものであり、KudanやArtisenseのSLAM技術が付加価値を生み出せる領域でもあります。

KudanとArtisenseは、今後も他のADASと安全性に関する機能と併せてこのトピックに取り組みながら、自動車Tier1サプライヤやOEMがこの機能の信頼性を向上させることに貢献していく予定です。

ホワイトペーパーはこちらからご確認いただけます(英語版のみ)
https://www.artisense.ai/whitepaper-ar-navigation

【Artisense Corporationについて】
Artisenseはコンピュータビジョンとセンサを融合したソフトウェア会社です。ロボット、車両、空間知能における様々なアプリケーションの自動化に向けて、カメラをリードセンサとして活用しながら、統合型のポジショニング・プラットフォームを開発しています。自律型ロボットや機械の普及の加速化に貢献することをミッションとして、Artisenseは、あらゆる空間において、高精度でロバスト性に優れ、安全且つ低コストのナビゲーションを実現する製品と技術を提供しています。
詳細な情報は、Artisenseのウェブサイト(http://www.artisense.ai/)をご参照ください。

【Kudan株式会社について】
Kudan(東証上場コード: 4425)は機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/?lang=ja)をご参照ください。

■会社概要
会 社 名: Kudan株式会社
証券コード: 4425
代 表 者: 代表取締役CEO 項 大雨

■お問い合わせ先はこちら

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