Cadenceとパートナーシップ締結、ロボティクス用途向けにVisual SLAM性能の強化を目指す
04.07.2023
様々な機器に人工知覚/SLAM技術を提供するKudan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:項 大雨、以下 Kudan)は、この度、Cadence Design Systems, Inc.(本社:カリフォルニア州サンノゼ、以下Cadence)と戦略的パートナーシップを締結したことをお知らせいたします。コンピュータビジョンやAIアプリケーションを強化するために設計されたCadenceのTensilica Vision Q7 DSP(digital signal processor)により、KudanのSLAM処理ロジックの最適化を実現します。これを通じて、ロボティクスなどの用途においてSLAM機能を備えた汎用的で高性能な演算プラットフォームを顧客に提供することが可能となります。
KudanのSLAMソリューションは、リアルタイムマッピングとナビゲーション機能を提供しており、ロボティクスやコンピュータビジョンの適用事例において業界の標準となりつつあります。Cadenceとの提携により、Kudanの技術をさらに強化するとともに、全体的なパフォーマンスを向上し、顧客へ圧倒的な体験を提供してまいります。
Kudan 代表取締役CEO 項大雨のコメント
Cadenceとのパートナーシップ締結により、同社のDSP技術の専門性を活用することができ、KudanのSLAM 機能やパフォーマンスをさらに強化できることを嬉しく思います。今回の提携を通じて、Cadenceとともに、顧客のロボティクス用途において最高レベルのパフォーマンスと、より信頼性の高い効率的な演算プラットフォームの提供を実現してまいります。
Cadence Tensilica Vision・AI DSPのプロダクトマーケティング、マネジメント、ビジネス開発担当ディレクター Amol Borkar氏のコメント
この度の提携により、VisionやAI DSP技術における専門性をKudanの最先端SLAMソリューションに提供することとなりました。Tensilica Vision Q7 DSPを使って、KudanのSLAM処理ロジックを最適化することで、より幅広い顧客へのアクセスを可能にし、ロボティクスのニーズに対して真に差別化されたソリューションを提供いたします。
なお、この度の提携を通じて、Tensilica Vision Q7 DSP搭載製品を提供する演算プラットフォームプロバイダーとも更に連携を図りながら、同事業者のロボット産業への参入拡大にも貢献してまいります。
【Kudan株式会社について】
Kudanは、機械(コンピュータやロボット)の「眼」に相当する人工知覚(AP)のアルゴリズムを専門とするDeep Tech(ディープテック)の研究開発企業です。人工知覚(AP)は、機械の「脳」に相当する人工知能(AI)と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/jp/)をご参照ください。
■会社概要
会 社 名: Kudan株式会社
証券コード: 4425(東証グロース)
代 表 者: 代表取締役CEO 項 大雨
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