Kudan、BIMEXPERTSと包括的な開発ライセンス契約を締結 〜産業・商業施設管理ソリューションにKudan 3D-Lidar SLAMを提供〜

Ｋｕｄａｎ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：項 大雨、以下 Kudan）は、ドイツ、オーストリア、セルビアをはじめとした世界各国に顧客を持つ建設エンジニアリングおよび技術的な建築計画支援を行う企業であるBIMEXPERTS GmbH（本社：オーストリア ウィーン、CEO：Michael Resch、以下 BIMEXPERTS）と包括的な開発ライセンス契約を締結しましたことをお知らせいたします。
BIMEXPERTSは、Kudanの3D-Lidar SLAM※1（KdLidar）とBuilding Information Modeling※2（以下 “BIM”とする）の専門知識を活用して、建物の管理や点検における更なる効率化を図ります。

BIMEXPERTSのソリューションは、コンピュータビジョンと人工知能（AI）を組み合わせることにより、ビル管理事業者による産業・商業施設の効率的な点検や資産管理を可能にします。本ソリューションでは、建物内部のモニタリングにロボットやドローンを活用し、搭載した3D-Lidarで点群データを収集します。KdLidarを通じて、建物内におけるロボットやドローンの正確な位置を提供し、3D-Lidarで収集した点群を再構築しながら、建物をデジタル画像で正確に表現することが可能です。さらにこのソリューションは、BIMデータと3Dの点群データを組み合わせて、CAD設計からの変更点やズレを特定するなどの複数の目的で活用される予定です。

BIMEXPERTSのCEO Michael Resch様のコメント
「商業・産業施設の管理者にとって、建物内の資産管理や点検の効率化は最大のペインポイントの一つです。建物を正確に3Dで表現できると、資産管理や点検を迅速に行うことができることを多くのプレイヤーが理解しています。しかし、追加のポジショニング・インフラに頼らない屋内向けの正確なポジションニング・システムはなく、資産管理や点検を効率的に達成するための実行可能なソリューションはほとんどありません。KudanのLidar SLAMは、この技術的課題を打破し、我々のソリューションに貢献してくれるものと信じています。今後もKudanとのコラボレーションを楽しみにしています。」

BIMEXPERTSは、今後数年以内にこの施設管理・点検ソリューションを発売予定で、まずはオーストリアとドイツ市場をターゲットとしています。KudanとBIMEXPERTSは、共同でソリューション開発を行いながら、商用ライセンス契約の詳細検討も並行して進めております。

※1：Kudan 3D-Lidar SLAMとは、3D-Lidarセンサ情報から周辺環境マッピングと自己位置認識を同時にリアルタイムで行う技術。Kudanは、カメラとLidarの両方を用いたSLAM技術を有しており、これらをうまく組み合わせることで、低レイテンシ、高精度、高安定な技術開発に成功している。

※2：建設プロジェクトの情報をプロジェクトのライフサイクル全体にわたって作成・管理するプロセス。

【BIMEXPERTS GmbHについて】
BIMEXPERTSは、BIMコーディネーション、BIMマネジメント、BIMコンサルティングなど、BIM関連ソリューションに注力したドイツの企業です。BIMEXPERTSは、BIMに関連する全ての分野で長年の経験を持ち、各プロジェクトにおいて信頼度の高いプランニングを提供する高度なスペシャリストを有しています。

■会社概要
代表者：CEO Michael Resch
URL：https://www.bimexperts.com/en/index.html

【Ｋｕｄａｎ株式会社について】
Kudan（東証上場コード: 4425）は機械（コンピュータやロボット）の「眼」に相当する人工知覚（AP）のアルゴリズムを専門とするDeep Tech（ディープテック）の研究開発企業です。人工知覚（AP）は、機械の「脳」に相当する人工知能（AI）と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。 現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト（https://www.kudan.io/?lang=ja）をご参照ください。

■会社概要
会　社　名：Ｋｕｄａｎ株式会社
証券コード：4425
代　表　者：代表取締役CEO　項 大雨