ヌヴォトンテクノロジージャパン(旧:パナソニックセミコンダクターソリューションズ)、今月開催の展示会でKudan SLAM技術を用いたソリューションを発表

Ｋｕｄａｎ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：項 大雨、以下 Kudan）がパートナーシップを組んでいるヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社（本社：京都府長岡京市、代表取締役社長：小山 一弘、旧社名：パナソニックセミコンダクターソリューションズ株式会社、以下NTCJ）は、9月1日（水）から9月30日（木）まで開催される国内最大級の製造業向けバーチャルイベント「ITmedia Virtual EXPO 2021 秋」にて、NTCJが開発するTOFセンサの活用事例としてKudanが独自開発しているSLAM（※）技術を用いたソリューションを発表いたします。

KudanとNTCJでは、3Dセンシングソリューションの分野でパートナーシップを組んでおり、KudanのSLAM技術とNTCJのセンサをかけ合わせたソリューションを共同開発しておりました。今回の発表では、NTCJの「自律移動ロボット向け3Dセンシングソリューション」の一環で、NTCJのTOFセンサを用いた地図生成及び自己位置推定を行うソリューションとして発表しています。

今回発表されたソリューション動画
Kudan Visual SLAM: using a TOF sensor from Nuvoton Technology Corporation Japan (NTCJ)

TOFセンサは、近赤外線（NIR）を用いた測距センサとNIR画像センサが一体となり、それぞれの情報を視差/時差無く取得することが可能です。この特徴を高精度なSLAMの実現に活かすだけではなく、画像情報だけでは認識しにくい壁面情報も取得したうえで、障害物検知やルートプランニングに活用できるOccupancy grid map（占有グリッドマップ）の生成を可能にしました。

一つのセンサで自己位置推定と障害物検知を高精度に取得することができるこのソリューションは、屋内向けサービスロボットやAGVのみならず、自律移動モビリティ全般への導入も期待されます。

※：SLAM（Simultaneous Localization and Mapping）
センサ情報から周辺環境マッピングと自己位置認識を同時にリアルタイムで行う技術。Kudanでは、Lidarとカメラの両方のセンサによるSLAM技術を保有しており、さらにそれらを組み合わせることで、低レイテンシ・高精度・高安定性をさらに高めることに成功しています。

■■イベント概要■■

＜名称＞　ITmedia Virtual EXPO 2021 秋
＜URL＞　https://ve.itmedia.co.jp/em
＜日程＞　2021年9月1日（水）〜9月30日（木）
＜形態＞　バーチャルイベント
＜ブース＞NTCJのブース内

【ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社について】
2020年9月、「パナソニックセミコンダクターソリュションズ株式会社」は、台湾の半導体専業メーカーである「Nuvoton Technology Corporation」の一員となりました。これまでパナソニックとして培ってきた60年以上のノウハウと技術や商品はそのまま、新しいヌヴォトンとのシナジーにより、さらに特徴的な商品・サービスを提供していきたいと考えています。そして今後は、高い熱意と素直な心をもとに、世界中のすべての人のくらしや移動、仕事、娯楽、医療分野等に貢献できる高付加価値なソリューションを生み出すグローバル・ソリューション企業を目指してまいります。
詳細はウェブサイト（https://www.nuvoton.co.jp/）をご覧ください。

【Ｋｕｄａｎ株式会社について】
Kudan（東証上場コード: 4425）は機械（コンピュータやロボット）の「眼」に相当する人工知覚（AP）のアルゴリズムを専門とするDeep Tech（ディープテック）の研究開発企業です。人工知覚（AP）は、機械の「脳」に相当する人工知能（AI）と対をなして相互補完するDeep Techとして、機械を自律的に機能する方向に進化させるものです。 現在、Kudanは高度な技術イノベーションによって幅広い産業にインパクトを与えるDeep Techに特化した独自のマイルストーンモデルに基づいた事業展開を推進しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト（https://www.kudan.io/?lang=ja）をご参照ください。

■会社概要
会　社　名：Ｋｕｄａｎ株式会社
証券コード：4425
代　表　者：代表取締役CEO　項 大雨